第32回
日本小児外科学会秋季シンポジウム

PSJM2016
(Pediatric Surgery Joint Meeting 2016)

 第46回日本小児外科代謝研究会

当番幹事挨拶▷ ページを更新する

会長 川原 央好
浜松医科大学小児外科

日本小児外科代謝研究会は、平井慶徳先生のご提案により小児外科領域の代謝・輸液・栄養の問題を討議する場として発足し、植田隆先生が大阪で開催された第8回日本小児外科学会学術集会中に第1回の学術集会が開催されました(代表幹事 武藤輝一先生、事務局 平井慶徳先生)。本研究会発展の経緯については研究会ホームページに詳細に記されています。

本研究会で同門の岡田正先生(第7回)、窪田昭男先生(第33回)、和佐勝史先生(第36回)、米倉竹夫先生(第42回)が当番幹事をされました。私は胆道閉鎖症の栄養管理で学位を取得し(The importance of the plasma amino acid molar ratio in patients with biliary atresia. Surgery 1999)、小児外科代謝や栄養管理について勉強を続けてまいりました。この度、栄えある第46回本研究会を担当させていただく機会を与えていただいたことに感謝しております。第44回本研究会幹事会で施設会員制導入が決定し、それに関連して会則なども変更され、今回がリニューアル後初の研究会となります。

小児外科代謝栄養の臨床及び基礎研究は停滞した時期もありましたが、本研究会とともに日本静脈経腸栄養学会や日本外科代謝栄養学会の発展により再び活性化してきております。平成26年に2種類の新規医薬品半消化態栄養剤(ラコール半固形剤™、エネーボ™)が15年ぶりに発売され、在宅経腸栄養管理の幅が広がってきました。このような背景をもとに第46回日本小児外科代謝研究会では「小児栄養の現状と今後の展望」をメインテーマとさせていただきました。興味深い多数の演題を応募していただいたことに感謝しております。今後の小児栄養の発展を見据えて、活発な議論を展開していただけたらと思います。

和田基先生(東北大学)と渡邉稔彦先生(国立成育医療研究センター)にn-3系脂肪酸を含めた脂肪製剤についてのシンポジウムをお願いしました。n-3系脂肪酸製剤については過去2回の本研究会でも要望演題とされましたが、今回はシンポジウムで時間をかけて議論をしていただきたいと思います。

近年、腸内細菌叢の異常が様々な疾患に関連していることが知られるようになり注目を集めております。そこで、本領域のエキスパートである滋賀医科大学栄養治療部教授 日本静脈経腸栄養学会雑誌編集委員長の佐々木雅也先生にランチョンセミナー(共催:ミヤリサン製薬 )「腸内細菌叢からみた経腸栄養管理― プレバイオティクスとプロバイオティクスの活用 ―」をお願いしました。 ヒトの腸内細菌叢は乳児期に形成されますが、microbiomeの異常は成人期の高血圧症、高脂血症、脳卒中、心臓病、糖尿病などの生活習慣病や自閉症とも関連することが報告されていますので、新生児や乳児の診療に携われる多数の小児外科の先生がたのご参考になることと思います。

特別講演「日本小児外科代謝研究会の歩みと今後の展望」を2006年から代表幹事をされておられる土岐彰先生にお願いしました。長年にわたって本研究会を中心となって支えてこられた土岐先生のお話は、今後の本研究会を担っていかれる先生がたにとって貴重な内容となると思います。  スポンサードイブニングシンポジウム(共催:大塚製薬工場、イーエヌ大塚製薬)「小児在宅経腸栄養管理の新たな展開―エビデンスと臨床栄養管理―」を企画し、小児在宅医療の第一線でご活躍されておられる高見澤滋先生(長野県立こども病院 小児外科)、矢本真也先生(静岡県立こども病院 小児外科)、戸谷剛先生(子ども在宅クリニックあおぞら診療所墨田)にご講演をお願いしました。胃瘻造設術だけではなく、その後の栄養管理もされておられる小児外科の先生がたにとって明日から役立つシンポジウムになると期待しております。

第46回日本小児外科代謝研究会の開催にあたりまして、日本小児外科代謝研究会代表幹事 土岐彰先生、第32回日本小児外科学会秋季シンポジウムPSJM2016実行委員長 漆原直人先生、同事務局長 福本弘二先生、ならびに、大阪大学小児成育外科学教室の皆様にご指導ご支援をいただきましたことに深謝します。

開催概要▷ ページを更新する

会期

平成28年10月27日(木)

会場

ソニックシティ
(〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 TEL: 048-647-4111)

当番幹事

川原央好(浜松医科大学小児外科)

主題

小児栄養の現状と今後の展望

要望演題

1. 長期的予後を考慮した超・極小低出生体重児の静脈・経腸栄養管理
2. 重症心身障がい児のQOLを高めるための栄養管理と外科的サポート
3. 低年齢化と普及しつつある小児在宅静脈・経腸栄養管理
4. 一般総合病院・周産期小児専門施設・大学病院における小児NST活動
5. ω3系脂肪酸を含めた脂肪製剤の臨床的意義と問題点
6. 小児外科代謝・栄養に関する基礎的研究
7. 栄養管理の工夫が著効した症例

演題募集

平成28年7月1日(金)から7月31日(日)

事務局

浜松医科大学小児外科 川原央好 山崎智美
〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1
TEL 053-435-2891 FAX 053-435-2892
E-mail:kawahara@hama-med.ac.jp

演題登録▷ ページを更新する

オンライン登録

■ 演題募集期間

※ 演題募集を終了しました。多数の応募ありがとうございました。

815日(月)

2016年71日(金) ~ 7月31日(日)

■ オンライン登録はこちら
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  • 確認・修正画面へ

オンライン登録について

(1) メールアドレスの登録

はじめに、新規登録画面よりメールアドレスを登録すると、入力画面のURLを案内するメールが届きます。

※ メールが届かない場合、迷惑メールとして振り分けられていないかをご確認ください。

(2) 受付番号・パスワード

演題登録完了の際には、登録番号が発行されます。登録番号とパスワードは登録内容の確認・修正の際に必要となります。登録者の責任により管理してください。

なお、パスワードに関するお問い合わせには、セキュリティーの関係からお答えできませんのでご了解をお願いします。

(3) 修正・確認

演題募集期間中であれば、何度でも確認・修正をすることができます。このページの[確認・修正画面へ]ボタンから、登録番号とパスワードを使ってログインしてください。

(4) 演題募集期間

演題募集期間は厳守してください。締め切り後はアクセスができなくなります。

(5) 要望演題

  • 長期的予後を考慮した超・極小低出生体重児の静脈・経腸栄養管理
  • 重症心身障がい児のQOLを高めるための栄養管理と外科的サポート
  • 低年齢化と普及しつつある小児在宅静脈・経腸栄養管理
  • 一般総合病院・周産期小児専門施設・大学病院における小児NST活動
  • ω3系脂肪酸を含めた脂肪製剤の臨床的意義と問題点
  • 小児外科代謝・栄養に関する基礎的研究
  • 栄養管理の工夫が著効した症例
  • その他一般演題も広く募集します

(6) 文字数制限について

  • 演題名は、50文字以内でお願いします。
  • 抄録本文の制限文字数は 400文字になります。

(7) 記号と文字飾りについて

新規登録画面の抄録本文入力欄に記載してある注意事項、またはこちらをご覧ください。

注意事項を守ってご登録をお願いします。

開催会場

ソニックシティ
〒330-8669
埼玉県さいたま市大宮区
桜木町1-7-5
電話 : 048-647-4111

連絡先

第32回日本小児外科学会秋季シンポジウム・PSJM2016実行委員会事務局

実行委員長 漆原直人

事務局代表 福本弘二

〒420-8660
静岡市葵区漆山860
TEL : 054-247-6251
FAX : 054-247-6259
運営担当連絡先
(株)MAコンベンション
コンサルティング
〒102-0083
東京都千代田区麹町4-7
麹町パークサイドビル402
TEL : 03-5275-1191
FAX : 03-5275-1192
E-mail : psjm2016@macc.jp
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